従来は新潟での栽培が難しいといわれていた、酒米「山田錦」の栽培方法の研究が評価されました。
TPP、高齢化、米価格の下落、後継者不在、耕作放棄地の拡大…。
日本の農業を取り巻く現状は厳しい。
日本一の米どころ・新潟でも例外ではありません。
一方では、「和食が世界遺産」「クールジャパン」と、日本の食・農産物は世界に注目されています。
この期待と厳しい現実、このギャップは何なのでしょうか?
その一つの答えが「新潟米の新しい価値の創造」だと答えました。それは、生産者と酒蔵が協力して世界戦に打って出ること。
米文化の総合力、米は生産者、その米を醸すのが蔵。
TPPで国境がなくなろうとしている現実。望まなくても世界戦に巻き込まれる日本農業が、世界性で生き残る方法の一つが生産者と蔵の連携だと確信します。
当社は、生き残りの方法として山田錦栽培を選びました。一筋縄ではいかないと思いますが、新潟農家魂でひとつひとつクリアしていきたいと思います。
![]() 日本酒の原料となる酒造好適米の一種。原産は兵庫県。大粒で、芯の白い部分が大きく、できた酒の味も良い。主に吟醸酒につかわれている。 |
平成25年に上越市(旧:三和村)で初の田植え。残念ながら倒伏してしまい、台風の上陸が心配されたので、予定より1週間早く刈取り。結果は3等で、収穫量も7俵/反でした。「倒伏」と「台風」という山田錦栽培のリスクを体験し、稲刈りが遅く背丈の伸びる山田錦栽培の難しさを実感しました。
新潟の生産者にとっては未知の「山田錦」に立ち向かうため、平成26年2月26日、「新潟・山田錦栽培会」が発足しました。集まった生産者は50名ほど。秋に向けてや情報の提供や共有を行っています。
圃場研修会
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研修会
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先進地視察
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